なか原の

タイトル通り

ぶらぶら高円寺。

早いもので今年もあと二ヶ月ですよ。ついこの前そうめん食べてたのに、もう鍋を囲んでもおかしくない季節。ここから先は光陰矢の如しでさらに早く感じるんでしょうか。嫌だなぁ。
ただこの時期は日射しが出ても風は涼しく、お出かけするには一年のうちで一番もってこいな季節だと思い立ち10年振りに高円寺をぶらぶらしてまいりました。

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日曜、祝日はJRの中央線が停車しないので一旦中野まで出てから総武線にて到着。最後に訪れたのは10年前。その時から駅前はかなり小綺麗になっていたのでそこまで変わった印象はありません。

高円寺といえば阿波おどりの聖地ですが僕にとってはやはり『古着の街』です。厳密に言うと10年より遡って17、8年前は毎週高円寺に遊びに来てました。古着、古靴、ピカピカの新品よりも何故か魅力的に見えて一日中漁りまくったものです。というより、丈がおかしかったり必要以上にヨレヨレだったりで一日かけて漁らないとロクなモノに出会えなかったというのが事実ですが。

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よく通っていた古スニーカー専門店はただの古着屋に。お気に入りだったお店もよくわからんTOYショップになってました。
いくつかの古着屋をまわりながら改めて思ったのは、よくこんな汚い街で遊んでたよなぁって。
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モノ売るってレベルじゃねーぞ


本当にびっくりするくらいゴミだらけ。若い頃はそんなゴミみたいなのが一点モノの様に思えてたんだなぁ。探すのに労力がいるだけであってオーダーメイドじゃあるまいし、劣化した既製品に何を僕はそんなにも喜んでいたのでしょうか。お店を見てはそんな自戒の念が胸にこみ上げ、若くしてお店を開いた人達も夢を抱えてここに来て借金を抱えてここを発って行ったのではなかろうかと、空テナントを見てはそんな想いが頭をよぎる。

なんだかものすごく寂しい気持ちになってきたので帰宅しようとしたところ駅に向かう道すがら、もう一軒お気に入りだった店を発見して飛び込みました。

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コレコレコレ!こういうの探してたんだよ!!
そういえばここで鋲ベルトだとかスカル柄の手袋とか買ってた。埃被ってるわ裏地は傷んでるわで状態は最悪ですが可愛かったので即購入。帰り際にお店の写真を撮ろうかと試みましたが小汚いオッサンが店の前に佇んでいたのでやめときました。まぁそんなとこがいかにも高円寺かな、と。


そんなこんなで懐かしかったり悲しかったり途中でウンコしたりした高円寺は、やっぱり楽しかったです。また10年後に訪れようと思います。